振り返りミーティングって何?
こんにちは、ミチカケメンバーのなおこです。
10月28日にメンバー全員で、ミチカケ月1恒例の「振り返りミーティング」(現、ミチカケ・ダイアローグ)を開催しました。
「振り返りミーティング」はミチカケの中心となる、一番大事にしているプロセスなのですが、初めて聞いた方は、
- 「”振り返り”ってそんなに大事なの?」
- 「振り返りミーティングって何やるの?」
- 「”振り返り”をわざわざ集まってやるの?」
- 「振り返りとwell-beingってつながるの?」
と感じる方もいらっしゃるかと思います。
本日は、そんな疑問に応えるべく、背景も含めてミチカケ「振り返りミーティング」をご紹介していきたいと思います。
何を振り返る? ー「To Do」ではなく「To Feel」
振り返りというと、反省会みたいなもの?と連想するかもしれませんね。
「何が出来て、何が出来なかった、だから次は何をする。」というのが、一般的な振り返りかもしれません。
ミチカケの「振り返りミーティング」は、それとは一風異なっていて、「To Do」ではなく「To Feel」を振り返っていきます。
すなわち、やったことではなく、「自分がどう感じた」か。
嬉しかったこと、幸せに感じたこと、
そして、辛かったこと、モヤモヤしたこと、違和感を感じること…..etc。
そういった感情にじっくり向き合い、well-beingにつながる気づきを得ていく仕掛けにしています。
実は、感じたことに向き合うことがwell-beingにつながっていく、ということは、様々な研究でも明らかになっています。
【参考】YouTube「これからの企業に必要な「Well-being(ウェルビーイング)」とは?」(well-beingの研究で知られる石川善樹さんのコメント(8:30前後))
こういったことも参考にしながら、「振り返り」こそがwell-beingにつながる有効な方法と捉えて、毎月、試行錯誤しています。
ひとりでも出来そうだけど? ― 実は、他人の方が自分を客観的に見ている
「振り返り」がwell-beingにつながるとして、「一人で日記でやることでいいのでは?みなで集まってやる意味ってあるの?」と感じる方もいるかもしれません。
ミチカケでは、メンバー同士でフィードバックをするのですが、それが本当に気づきの宝庫なのです。
暗黙の思考の枠組み、本人は気づいていないけど実はすごいこと、実はこういうことが本人にとっては大事なのでは…..etc
といったフィードバックによって、自分一人では知りえなかったことにどんどん気づいていきます。
付箋に書いてもらったフィードバックを眺めながら、ひとりでは辿り着けない場所があるんだなぁ、と毎回しみじみと感じます。
下の書籍に「基本的に、あなたのことはあなたより他人の方が客観的に見ている」と言及されていますが、まさにです。
「insight(インサイト) ~いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力」(英治出版)
そして「フィードバックはギフトだ」とも。
自分のフィードバックが誰かのためのギフトとなり、そして自分もギフトを受け取るという、与え合う関係性自体が、well-beingにつながる大事な要素とも感じているところです。
実際やってみてどうだった?-数か月を経たメンバーの変化
こんな考えで数か月「振り返りミーティング」を続けてきたミチカケですが、実際、その効果はどうだったのでしょう?
メンバーの変化をいくつかご紹介すると…
- 本人が大事にする在り方が、より焦点が合って言語化できてきた
- その人が本来持つ、生き生きとしたキャラクターが、より姿を現すようになってきた
- 自分探しの苦しい旅から、一歩抜け出すきっかけをつかんだ
- 進学予定の大学院の研究テーマが、メンバーのアイデアも得てまとまった!
数か月と言えども、じっくりwell-beingと向き合うことで、予想外に早く変化が訪れてくるなと手応えを感じているところです。
さいごに -今後はどんな風に?
今回ご紹介した「振り返りミーティング」は、様々なツールも開発中です。
個々人によってwell-beingの要素は異なるので、それを可視化・測定できないか、というようなことも考え中。
振り返りの仕方も毎回少しずつ改良中ですので、またBlogでもご紹介できればと思います!